小野さん来訪

本日のほにゃ金は産総研の小野さんに来て頂いてロボットのお話をして頂きました。小野さんとのお付き合いの中でロボットの研究者、企業、ユーザーを繋ぐシステムが構築されていないことが課題だと常々おっしゃっています。技術としては可能なことがそれぞれをうまく繋ぐことができずに眠っている技術が数多くあるということのようです。
今回のお話でとても興味深かったものがIBOTという車椅子です。確か数年前に国際福祉機器展でも展示されていた記憶があるのですが、実物を私は見てはいないのですが。IBOTはセグウェイと同じ開発者によって産み出された車椅子で、バランスを保つ機能が付いているため四輪から二輪で立ち上がることができ、階段を昇降することができ、段差を越えることができるこれまでの車椅子の概念を大きく越えるものなのです。
小野さんの話を聞いて、障害者の問題の多くは、権利問題であり、その問題のもっとも大きな問題のひとつがコミュニケーションを含む他者との関わりであり市民生活をいとなんでいくためのものだと思います。その課題をクリアするためには必要な資源が作り出され必要な人に行き届くかどうかという問題だと改めて思いました。もちろんそればかりではないのですが、資源が届くことでクリアされる課題も多くあるのは間違えないところでしょう。
ひとまずIBOTが日本で発売されることを来年の七夕の短冊に書きます。どなたか購入の仕方、輸入の仕方知っていましたら教えて下さい。