近藤さん来訪

 本日のほにゃ金はCIL下関の方々をお招きして、代表の近藤さん(もちろん障害当事者)の<ありがたいお話を聞く会>でした。
 近藤さんは1977年頃から障害者運動に関わりようになったそうです。その頃のエピソードから話は始まりました。東京へ障害者運動の集会に参加した帰り、バスで東京西部にある遊園地へ観光しにいったおり、行きは問題なく乗車できましたが、帰りは運転手がバスのエンジンを止め、近藤さんに車椅子を折り畳み座席に着くようにいってきたそうです。近藤さんは座席では座位保持できず車椅子に乗っている方が安全と主張しましたが聞き入られず、他の乗客を代替バスに乗せ近藤さんたちだけがそのバスに約30時間近く取り残されたというとでした。その当時はバス会社の協会の規定で車椅子のままでは乗車できず座席に着かせることが決まっていたのだそうです。今の時代ではとても考えられないことですが、そういう時代を経て交通バリアフリーが徐々に達成されてきていることを改めて知ることができました。このエピソードが近藤さんを障害者運動へ関わらせていったのだそうです。
 またCIL下関を立ち上げる1999年頃までは一人で運動していましたが、制度などを利用していない障害をもつ親と話をしたことが切っ掛けで、一人で運動していても社会は変わっていかず仲間を増やしていくことで社会変革が進んでいくと考えがかわったということでした。それ以来CIL下関では障害者同士が仲間ということだけではなく、共に活動する健常者も仲間と近藤さんはよくいっているそうです。
 話が盛り上がってきたところで残念ながらほにゃ金の時間がタイムアウトになってしまいました。
 ほにゃ金の後はCIL下関の方々とキムチ鍋&ベルギービールで交流会となりました。こちらも仕事を残している人を片目に大盛り上がりしてしまいました。CIL下関の皆さん遠方よりありがとうございました。