やしの実の会と対面

 先月はまつりつくばにて協力していただいたコロボックルの方に来訪していただきましたが、今月はやしの実の会の富岡さんと星野さんにお越し頂きお話を聞かせていただきました。
 まずはじめに自分にとって大切なものを選択肢の中から三つあげることからはじまりました。支援をする上で人それぞれ大切にしているものが違うことを忘れてはいけないとやしの実の会の富岡さんから話がありました。この話は中学校などで話すときも話しているそうです。印象的だったことは、選択肢の中から日本の中学校では勉強を教えてくれる学校があることが大切なこと選ぶ人はほとんどいないそうですが、フィリピンの子供達では結構いるということでした。それだけ日本では学校で学ぶことが当たり前となっている一方でフィリピンの中ではなかなか叶えられない子供達もいるということでした。
 やしの実の会ではフィリピンのスラムで生活する子供達に教育支援をしているそうです。義務教育ではあるが貧困層の子供達は教材費などが払えずに学校に行くことができないということでした。その一方でバイオリンを習うことがで、お手伝いさんを雇って暮らす裕福そうもあるそうでフィリピンは世界で5本に入るくらいの格差社会だそうです。
 よくテレビなどでゴミの山から鉄くずなどを拾ってくる子供達の映像が映し出されますが、フィリピンではゴミの焼却は大気汚染を引き起こすために禁止されているそうです。写真を見せてもらった中には、子供達が池のようなところに薬品を入れ、箒を作るための植物を柔らかくしているものがありました。その中に子供達は直接入るため体にはとてもよくなさそうでした。
 やしの実の会で支援してきた子供の中は、卒業した後にレストランに就職した人もいて喜んでいましたが、何らかの理由で辞めてしまったりということもあったそうです。
 なかなか勉強不足の中で聞くには難しい話でしたが、知らないことを知れたことはよかったです。