つくば市公共交通活性化協議会

つくば市公共交通活性化協議会を傍聴してきました。傍聴者は介助者を含めて4名でした。つくバス・つくタクがこの4月から新たに運行しはじめ1ヶ月半が経ちました。今回の協議会ではこの一ヶ月間の利用状況の確認がなされていました。結果としては、前年度平均と変わらず利用されているとの報告でした。ただ、震災の影響もあり公共交通の利用は各地で減少していることを考えると今後の利用は増えていくとのことでした。また、まだまだ利用方法や路線変更の周知がされていないという分析のようです。
それにしても、一便あたりの利用人数が2人を割る路線も何路線かあり、なかなか利用されていない実態がよく分かった気がします。
もっとも興味があったつくタクの電動車椅子で乗車できないことについては俎上にも載らず残念でした。つくタク自体の利用者の多くが高齢者・障害者であることが示されていましたが、障害者といっても車椅子の利用者は利用できていないことを委員のみなさんはどれほど認知していたのだろうか。これは今後解決していくのでしょうか。3年後の見直しまでそのままということも十分ありえます。
そもそもつくタクに電動車椅子で乗れないことについて認識していなかったのならばそれは自治体として大問題です。公共という意味が分かっていないとも思えます。しかし、コンサルタントも入っているのでそんなことはないはずです。そう考えるとはじめからそのつもりだったのかと疑いたくもなります。もしそうならばかなりのやり手というしかないでしょう。
これまでの協議会の中でもこの事について指摘されなかったのか。年間総額25万円の委員報酬が払われてこれだとかなりの残念です。ちなみにコンサルタント料は630万円だそうです。
次回は8月の予定だそうです。